2014年1月17日金曜日

興味の対象


近頃興味のある事の一つといえば着物。
ずっと着物に憧れはあるものの、やはりなかなか踏み込めなかった魅惑の世界。
最近では情報がより増えて着物の敷居の高さはあまり感じていませんでしたが、それでもやっぱりねえ、と。
昨年から着付け教室にゆるゆると通い出したのをきっかけに、ようやく一歩踏み出したところです。
しかし知識はほぼ皆無に近い。
着物関連の書籍を読み漁って、夜な夜な楽しく勉強中の身です。


正月に帰省した時には、祖母の着物や帯を譲り受けました。
これはその中でも特に気に入りの帯。
若いうちは鮮やかな色味のものを…とまわりから常日頃言われているのですが(とはいえもう30歳)
好きな色味は昔から変わらぬ地味めのもの。
しかし最近では田中敦子さんの着物の本を読んで、自分好みのものを着ていてもいいんだと再確認しました。


裏の色味もとても綺麗、手触りはしゃりしゃりとしています。
祖母のものなので、どこの織物かは不明。
ひとつひとつじっくりと調べていきたいです。
出しては仕舞ってを繰り返し、いつも眺めています。


こちらは夏の帯。
帯にも夏用があるという事を、この年になるまで知りませんでした。
知らないってこわい。
涼しげな色味と柄で、なんとまあ、かわいや、かわいや…

着物に興味を持ち始めて気付いた事なのですが
ずっと私の中で着物は「七難隠す」ものだと思い込んでいました。
しかし、着物を着ると、自分の姿勢、手入れしてない肌や髪(やめて…)、その人の生きてきたすべてが着姿に現れ、隠すどころか露になっているような。
自分自身を見つめなおすきっかけにもなりそうな着物道です。

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